第3回 なぜあなたが必要かを記す
心を動かす文章というと、いかに熱く語るかが勝負…と勘違いしている方がいるかもしれない。
しかし、相手にとってあなたの想いなど一切関係ない。
僕はこんなにもあなたのことが好きです…勝手にせいやという話だ。
熱く書けば書くほどに、相手の心は離れていく。
それは駅前で熱く語る政治家の演説に誰も足を止めない…
応援団のエールを見て誰も感動しない…のと同じ構造だ。
あなたの必死さ=心を動かす力ではないのだ。
心を動かす文章に必要なのはなぜ自分にとって相手が必要かを強く伝えることだ。
昨年、こんなことがあった。
僕が所属するラプターで発行の「ラプライズ」というフリマガで宮本亜門さんにインタビューしたいと考えた。
しかし、無名の会社の未知数なフリマガに、多忙に世界中を飛び回る亜門さんが登場するとは思えない。
そこで、なぜ亜門さんが「ラプライズ」に必要かを彼の青春時代にまでさかのぼってどこまでも書いた。
インタビューの実現に数カ月かかったけど、結果的に亜門さんとお会いすることができた。
よく、恋愛でお断りの決まり文句に「なぜ、自分じゃないといけないの?あなたにはもっといい人がいるよ」というのがある。
しかし逆に「あなた以外に誰がいるんでしょうか?」と聞き返せるくらいの勢いがなければ文章で相手の心を動かすことなどおぼつかない。










