安永TARAKOの吠えろ!! クリエイター魂

第一章 デザイナーなんて辞めた方がいい

突然だが、これからグラフィックデザイナーになろうとしてる諸君、中途半端に目指すなら、今すぐデザイナーなんて辞めた方がいいぞ。
給料も安いし、残業も多い。正直いいことなんて何もないぞ!
それと、ずっとデザイナーやってたら30歳過ぎるとつぶしがきかなくなるぞ。
今だったら、まだWebデザイナーかエンジニアの方がいいんじゃないか。

私がこの業界に入って、かれこれ20年近く経つが、ここ最近痛烈に思っていることがある。
最近のデザイナーはイマイチ覇気が感じられない。
覇気とは、「物事に立ち向かおうとする意気込み」、「のし上がろうとする野心」といった意味があるが、正直言うと「こいつはヤバい*な!」と思えるデザイナーは本当少なくなったものだ。

*ここで言う「ヤバい」とは、「すごい独自の感性を持ってるとか、何だかすごいデザイン作るとか、自分のデザインにやたら自信持ってるとか、とにかく気合いの入ったデザイナーという意味で使っている」

今やデザイナーという職業が、そこまで気合いを入れる職業ではなくなってしまったのかもしれない。だとしたら少々残念だ。

最近のデザイナーの傾向として、私が感じているのは「言われたことはきちんとやる」「クライアントに対して忠実である」ということだ。
一見、何の問題もなさそうだが、これこそが大問題なのだ。
逆の言い方をすると、「言われたことしかできない」「クライアントに対して意見できない」という意味に置き換えられる。

そもそも「デザイナーって何だ!?」きちんとした定義はないが、クライアントから言われたことだけを忠実に行うのがデザイナーではないだろう。
広くいうクリエイターという括りの中で、デザイナーといったら、その代表的存在だったはずだ。
クリエイターとは、創造者で自分の力で何かを作り上げていく人だ。
つまりは、本来デザイナーの持つべき役目とは持ってるクリエイティブ能力をいかんなく発揮し、目に見える形として表現することで、クライアントに最善の提案をぶつけることではないだろうか。
(もちろん、消費者を意識した上でのモノ作りということは言うまでもないが)

それ故、昔のデザイナーはクリエイティブな感性をいかんなく発揮していた。
そして、何よりデザイナーという職業に誇りを持っていたはずだ。
誰もが容易にできる仕事ではないという自信があったからだろう。

今のデザイナーと言えば、いち作業者になってしまったのではないだろうか。
とても残念とも言える状況だが、この状況を黙って見過ごす訳にもいかない。
といって、私に何か大きなことができる訳でもないが、声を大にして言いたいことがある。
少なくとも、今一緒に仕事をしているデザイナーのみんな、また、この先一緒に仕事をしていくことになるかもしれないデザイナーを目指している諸君、「もっと、クリエイター魂を発揮しようじゃないか!
もっともっと吠えていこうぜ!デザイナー諸君!」

第二章 今こそ解き放て!クリエイター魂