第三章 思考を変えれば、行動が変わる
デザイナーを目指している諸君、そしてデザイナーになって間もないみなさん、今すぐ「デザイナー」という言葉でイメージしてしまう固定観念を捨てなさい。
なぜなら今は、悲しいことにデザイナーという言葉に「出来るヤツ」といったイメージを持たれることは殆ど皆無だからだ。
周囲から見たら、所詮「何かデザインする人でしょ」くらいのレベルでしかないのが現実だ。
そして、まずは「自分はデザイナーではなくクリエイターなんだ!」という意識に切り替えることだ。
ちなみにクリエイターという言い方は総称であり、職業ではないから、他人に職業を言うとき、「クリエイター」というのは、少々おかしいような気もするが、この際言い切ってもいいだろう。
その方が潔くてかっこいい。
相手に与える印象も「デザイナーです」というより「クリエイターです」といった方が何だかインパクトもあるし、なによりその響きにはマルチプレイヤー感が漂っている。
デザイナーが決して駄目と言っている訳ではない。
ここで、一番言いたいのはデザイナーという枠だけに捕らわれるなということだ。
もっと言うと、デザインという一工程だけを考えるのではなく広い範囲で物事を考えろと言いたい。
それこそが、真のクリエイターなのだから。
思考を変えてみることで、必ず今まで見えてなかったことが見えてくるはずだ。
そうなると必然的に行動に変化が出てくる。
デザイナーと名乗っていたときは、デザイン制作という一工程の作業をすることに重きを置いていたかもしれないが、クリエイターと名乗ったことで、一気にやらないとならないことが増えてきたような気はしないか。
その通り。これから先やらないとならないことは一気に増えたと思ってていい。
なぜなら、クリエイターであれば、全てにおいてありとあらゆる角度から物事を捉え、判断し、実行していかなければならないからだ。
デザインはあくまでもその一工程に過ぎないのだ。
大変な分、その方がやりがいも百倍ある。
そこまで理解してもらえれば、もうデザイナーという肩書きには未練はないはずだ。
では、次の章では、クリエイターについて、もっと深く掘り下げていきたい。










